当園では、農薬の使用回数をできる限り減らせるようなトマト作りを行っています。今回は天敵の利用についてご紹介します。
害虫に寄生したり捕食したりする虫のことを天敵といいます。天敵をハウス内に放すことで、害虫を低密度に保つことができ、農薬の使用回数も減らすことができます。
トマトの害虫に「コナジラミ」という虫がいます。この虫が多く発生すると、病気の発生源となってしまいます。そこで、コナジラミの幼虫に寄生したり、捕食したりする「オンシツツヤコバチ」という天敵をハウス内に放しています。
写真はトマトの葉の裏です。非常に見づらいですが、黒い点はコナジラミの幼虫が天敵に寄生された状態です。白い点はコナジラミの通常の幼虫です。天敵を利用することで、害虫を低密度に保ち、農薬の散布回数を減らす一例です。
「安心・安全」のページでも当園の取り組みを紹介しています。是非ご覧ください。